バウル&エスラージ公演



6月7日(金)〜7月21日(日)
平成14年度文化庁支援事業として北は礼文から、南は与那国まで日本列島を縦断する、バウル&エスラージの公演ツアーが行われました!公演の最後には、日印国交樹立50周年記念事業の公式催事の中でも最も重要なフェスティバルとして位置づけられている、上野公園インド・メラーに参加しました。

公演スケジュールはこちらからどうぞ!


***沖縄公演に参加した半田さんからのメッセージ***
6月30日
 2002年6月30日、名護からフェリーで1時間半の伊平屋(いへや)島の伊平屋村離島センターを会場に、エスラージとバウルの公演が行われた。ワールドカップの決勝戦と重なったにもかかわらず、会場には約**人の島の人が集まり、島では普段聞くことのできないインドの音楽を楽しみ、終わり頃には、インドのメンバーと踊り出す人もいて、楽しく心通う交流の一時を過ごした。
 南北14キロメートル、東西3キロメートルの細長い島は、古くから海上交通の要所として知られ、琉球王朝時代には、外国船を見張る烽火台もあった。澄んだ海に囲まれた白砂の海岸や、200メートル級の山岳地帯には原生林が広がり、豊かに残された自然と、約1400人の島民の素朴な人柄は、沖縄本島の人々が「最も行きたい島」と評価する。


***引率している池田さんからのメッセージ***
6月25日
北海道の礼文から、いっきに沖縄・那覇市で一泊して、与那国に到着しました。まだ台湾が見られるという丘には行っていませんが、先ほど教育委員会の方が、蛇味線を弾きながら歌を歌ってくれました。孤島で生きた人の歌う歌は、魂があって、母国を離れて旅をしているインドの音楽家たちは大感激。特に歌の名手、バウルのマドゥさんは涙を流していました。与那国の歌い手を、上野公園インド・メラーに呼ぶ計画が検討され始めました。実現すると良いですね。


エスラージ
エスラージは東インドの感情表現豊かな弓奏楽器で、特にベンガル地方で使われている。日本ではほとんど紹介されてこなかったものですが、昨年9月エスラージ奏者スニル・カビラージさんとタブラー奏者ディリップ・ムカジさんをお迎えし日本では初めて本格的に紹介し高く評価されました。この度、ぜひもう一度聴きたいという多くの人の要望に応えて来日公演することになりました。

バウル
バウルは、村々で歌や踊りを披露する大道芸人。独自の宗教観をもそれを歌や踊りで表現する。バウルの音楽や詩は、詩聖タゴールによって紹介され世界的に大きな評価を得ています。情熱的な彼等の音楽は、聴く人も引き込まれて一緒に手拍子や踊りたくなる楽しさがあります。




copyright(C) 2001/2004 Mithila Museum All rights reserved.