2008年日印文化交流
日印国交樹立60周年
今年は日印国交樹立60周年の年になります。
記念催事が日印両国で1月から12月にかけて開催されます。
日本国内での催事はインド政府が、日本側の友好団体等の協力のもと、
インドの文化を中心に一年間にわたって紹介します。

日印国交樹立60周年記念事業
〜J B R Kalari Sangam カラリパヤット〜
全国公演

平成24年9月21日(来日)〜10月8日(帰国)

カラリパヤット


 カラリパヤットはインド・ケララ州に伝わる古代武術です。カラリパヤット、という言葉は、マラヤーラム語の「カラリ」と「パヤット」という2つの言葉の組み合わせです。「カラリ」は「戦闘の学校」を、「パヤット」は「様々な武器を用いた戦い」を意味します。カラリパヤットは、武具を用い、張り詰めた緊張感の中で行われる危険な格闘技で、熟練のカラリ行者であれば、敵の身体の一部を突くだけで、相手を殺害、または生涯癒えない傷害を負わせることができます。

カラリパヤットでは、人体には108の弱点が存在し、その内の12は極めて致命的な急所と考えられています。この武術は、他者のために身体と心と精神を鍛えることを目的としており、心と精神を制御して身体を、また身体を制御して心と精神をコントロールするという手法を用います。カラリパヤットを根底から支える特徴は、その高い身体能力です。中にはわずか5歳という若さからカラリ(道場)での修行を始める人もいます。創始者は聖仙アガスティヤムニであると考えられています。

仏教法典には、カラリパヤットは5世紀に盛んになったと記されています。禅宗の創始者であるボーディ・ダルマ(達磨大師)は、当時トランヴァーンコールと呼ばれていたケララ州の最南端を訪れ、長期間滞在したとされています。ボーディ・ダルマは、そこでカラリパヤットに出会い、後に、仏教の布教活動をしていた弟子にカラリパヤットの技術を伝えました。インドで弟子を教えた後、ボーディ・ダルマは中国の小林へと渡りそこでもカラリパヤットを教えました。現在では少林寺拳法として知られています。また、空手や古武道、カンフー、柔道といった近代武術の全てがカラリパヤットから発達したと考えられています。

J B R Kalari Sangamの師匠、シュリ・バルラジ・グルカルは30年以上に渡り後進の指導に尽力してきました。グルカルは血行を促進するリラクゼーションマッサージや痛みの除去やパンカチャルマ治療を行うマルマ治療の技術者、そして優れたヒーラーでもあります。



公演予定


日付 開催地 イベント名
9月22日〜23日 東京 ナマステ・インディア2012
9月26日 富山県・富山市 「カラリパヤット富山公演」【北日本新聞掲載記事
10月3日 東京 東洋大学白山キャンパス
10月7日 神戸市 インディアンメラー












公演模様


ナマステ・インディア2012

東洋大学公演

東洋大学公演

光恩寺にて瞑想するカラリパヤットグループ

光恩寺にてマントラを唄う

神戸へ向かう途中、長岡でバッティングに挑戦するグループ




お問い合わせ


公演についての問い合わせは下記まで

NPO法人日印交流を盛り上げる会
(ミティラー美術館内)
新潟県十日町市大池
TEL:025-752-2396 / FAX:025-752-6076
Mail:info@mithila-museum.com




(c) Copyright 1996/2012 Mithila Museum. All rights reserved.